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8 November 09

話と言っても、自分の介助者としての略歴を話しただけ。介助者になったきっかけ、TRYのイベントに参加して少し自立生活センターというものに少し近づいたこと。それから支援費制度導入にあたって政治の季節がやってきて、障害者運動自体の面白さに目覚めていったこと。さらに職員となって働き出して海外支援に関わりだして、より仕事をするモチベーションが保てるようになっていったこと。ざっとこうしたことを通して、自分の「介助者としてのアイデンティティ」が、登録介助者が抱える不安定さや不安感からだんだん安定していったことを話そうと思っていたのだけど、肝心なところが抜けちゃったような気がする。

繰り返して強調しておきたいのは、「〜のため」という動機では、この仕事だけじゃなく、多くの仕事っていうのはつづかないんじゃないかと思う。とくにこの分野は「恵まれない障害者の人のため」という風な動機で始まりそうなことが多いだろうから、その重点をなんとか自分の中に捉え直していった方がいいんじゃないかということ。ぼくはたぶん幸運なんだと思うけれど、大学時代からずっと読んでいる、ドゥルーズやフーコーの思想や、それ以降のラテンアメリカでの経験がすべて、今の仕事に重ね合わせることができている。こんなことは幸運すぎる例だと思うけれど、運動に介助で関わる人たちがそれぞれ自分のバックボーンを持って、それを運動に反映できればこの運動自体ももっともっと「イケている」ものになるんじゃないかな。(「立岩さんは障害者運動、とりわけ自立生活運動を「社会科学をする人間として、この四十年間の日本社会でいちばんイケてる運動だと思う」と言いきった」こちゅかる子氏Mixi日記より)。

Themed by Hunson. Originally by Josh